食品の精白精製の問題点(米、麦を例にかんがえる!)

 現代の日本人の主食であり、主要な炭水化物源であるのは、精白米と精白小麦である。
米や小麦は精白の工程により外皮、内皮の部分だけではなく植物の源である胚芽の部分も除いてしまう、これによりいかに栄養素が失われるかを示した。
精白の工程により
玄米⇒胚芽精米⇒精白米小麦玄殻
小麦玄殻⇒胚芽入り小麦⇒精白薄刃粉1等
と精製度が増すにつれ糖質の含有量が増えるがそれ以外の蛋白質、脂質はもちろん、現代の日本人に不足しがちなビタミン、ミネラルが数倍減少している。
(小麦胚芽の成分を見れば解るが植物の源である胚芽の部分がいかに栄養素を含むか解るであろう。〉
江戸時代、昭和30年代始めまで米の精製度が高くなり、胚芽や表皮のビタミンBl、ミネラル類の損失が脚気の増加を引き起こしたことは栄養学の歴史では有名な話である。(江戸時代は、江戸患いと呼ばれ原因が解らなかった。)
 いも類及びさつまいもが栄養的に優れているかというと、いも類は種芋を半分4分の1にしてもしっかり芽が出て成長していく。つまりどの部分でも生命の源である栄養素を含んでいるのである。〈芋類は、種では無く根等が次の季節に成長する為に栄養素を蓄えた塊である。)
 又、芋類は、乾燥保存、精製の工程が無く生鮮のまま保存しする。調理には皮を剥く程度である為ほとんど栄養素の損失が無く食用とされる。
*追加:最近注目の発芽玄米のように玄米はは芽がでる力を持っています。白米は
胚芽が残って無い為に芽が出ません
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