*霜降り和牛は値段が高く高級牛と言われます。しかしその育生法は異常な事が多いです。
☆ 本来、牛は食物繊維の多い草を食んで、野原を動き回り育ちます。
しかし現代の生育法では
@高カロリーのでんぷん質・油脂などの多いのとうもろこし・大豆などを多く食べさせます。
*本来は牛がほとんど食べない食べ物です。
A中にはビールを飲ませ中性脂肪をつけさせ太らせます。
B最近問題になった牛骨粉など本来草食動物であり動物性の食べ物を食べ無い牛に食べさせ無理やり太らせます。
*通常@ABのような高カロリーの物は食べません。
C狭い檻や囲いに閉じ込め、本来は動物である牛を運動不足にになり無駄な脂肪が多くなります。
*この状態では生命にストレスになり免疫抵抗力も弱り、病気予防や太らせる為に抗生物質などの薬剤の多様も問題になっています。
Dこの結果どうなるかと言うと、筋肉組織に過剰なカロリーと運動不足が重なり中性脂肪が入りこみます。
*これが霜降状態と言われます。
*値段が高いほど霜降も多いですが、その分白い中性脂肪が大量に入りこみます。
*本来、筋肉は動く為のものであり赤く締まっています、脂が入りこむ事は自然状態ではあり得ない異常な病的現象です。
E牛の脂肪分はヘットといい人間の体温より低めで調度解ける為、口に入り溶けるように感じます。
*和牛の霜降り間の中性脂肪が溶け、肉がほどけた状態になり残りの筋肉組織が柔らかく溶けるように感じ、確かに食感は良くとろけるかもしれません。
F輸入牛の方が放牧飼いが多く良いとも思われますが、最近は育生法も和牛に似てきており、中性脂肪も多いので、やはり食べ過ぎは良くなく、脂を取り除いた方が無難です。
☆ 霜降肉の勘違い
@肥満防止の食事法として肉は赤身などを食べ、脂身は切り落として食べることが良いと推奨されています。
A一方で霜降和牛が高く販売され、それを多く食べる事が高級・グルメ・ステイタスとされTVなどで盛んに放映されます。
B現在は肉の外側に付いた脂身の部分と霜降の白い中性脂肪の部分が同じである事をほとんど注意していません。
C上記のように霜降和牛より中性脂肪が多量摂取される問題もほとんど注意していません。
Dそう言った情報の氾濫の中で消費者がしっかりと違いを見分けられるでしょうか?
☆
現代の豚や鶏などの生育法も同じ問題があります。
@現代の豚や鶏などの生育法も、和牛と同じく早く太らせ、大きくする為に同じように、かごや檻に閉じ込められ高カロリーの食べ物を食べさせ、運動不足の状態で無駄な脂肪が多くなっています。
A西洋料理のフォアグラや中国料理の北京ダックなども同じように狭い場所に閉じ込め無理やり食べ物を口に詰めこみ高カロリーの食べ物を食べさせ、運動不足の状態で育成されます。
*フォアグラは高脂肪の膨れ上がった脂肪肝状態の肝臓を食べ、北京ダックは中性脂肪が大量についた高脂肪の皮を食べます。
B確かにたまに食べるから美味しいが、こういった食べ物を毎日多量に食べるのは良くないです。
☆これらの高カロリーの食べ物、運動不足などは現代人の生活習慣やいろいろな生活習慣病の増加などの問題と似ていませんか?
☆ マグロの大トロは温度は低いがやはり口でとろける。
@マグロの脂身は溶ける温度は獣鳥肉よりは低温で溶けます。(その為、冷蔵で保存して口に入ると溶けます。)
Aマグロの脂身は肉と違い中性脂肪が少なく良質の不飽和脂肪酸(魚にはDHA・EPAなど)が多く血中のコレステロールを低下させると言われます。
B脂は肉のように取り除く必要は無いですが、量は多いのでやはり食べ過ぎは良くありません。
|