野菜の調理法
*まだテキスト文字ですが、更新します。

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T 日本食の調理例

1 柔らかくしたい野菜(ごぼう、ニンジン、大根、いも類など)を先に入れ、柔らかくなるまでよく煮込みます。(蒸す・焼く時も同じです)

2 葉物野菜は最後の段階で入れ強火でさっと火を通します。
*時間が有ればゆでる時工夫して茎など固い部分は先に煮こみ、葉など柔らかい部分は最後にさっと煮こむなどすると柔らかさが同じで良いと言われます。
* 基本的にはゆでる前に流水で砂や農薬などを良く落としてそのまま調理します。

特例:ホウレン草、わらび、センマイ、山菜類、タケノコをなどごく一部の灰汁のある野菜は煮汁を捨てることもあります。(灰汁抜きをします。)

☆ 通常は調理した煮汁ごと食べることが基本です。
(煮汁にビタミンなど重要な栄養が有る為。)
☆ 翌日に食べる時などは、新鮮な葉物野菜を調理最後の段階で追加し強火でさっと火を通すとビタミンCなどが摂取できます。
ビタミンCは加熱・乾燥・空気・アルカリ・酸素に対して不安定で調理や保存などによりすぐ減少しますので前日の煮物料理などのではビタミンCがほとんど無いと考えられます。

3 煮物などは味付けは最後につけると表面な味が濃く付き、中心は薄い減塩調理になります。
(塩分の味に強弱をつけるのも減塩料理のポイントです。)

☆ 味噌で味付ける場合は特に煮こんでしまうと風味が失われてしまいますで火を止める直前、もしくは火を止めた後に味噌を入れるのがポイントです。
* これは、味噌の酵母を仮死状態で摂取する事により、栄養面や腸内環境を整える面でも大きい働きがある為です。

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U 中華料理の調理例

特徴
*鍋物、炒め物など出来るだけ生に近い状態でそして煮汁ごと食べるのが良いです。

1 固い野菜はあらかじめ下茹でしたり、下揚げ(泡油=パオイウ)する事により、柔らかくします。
2 強火で、素早く、短時間にて調理することがポイントです。
(中国では生野菜を食べない地域もあります。)

中華料理の利点

1 野菜が柔らかくなります。
2 全体のかさが減り、沢山食べれます。
3 ビタミンが多く残ります。(生野菜に近い量が残ります。)
4 殺菌、殺虫(虫の卵、回虫など)効果が期待できます。
(基本的には現代の日本の生野菜には、虫の卵、回虫などはほとんど残らない様に栽培されています。)

その他のポイント

1 煮汁は捨てず煮汁ごと食べることが基本です。
2 中華料理などは最後に片栗などでからめて食べる方法が多いです。
(煮汁にビタミンなど重要な栄養があります。)
3 日本の中華料理の味付けは油脂の使用量が多く、味付けが濃くなりちですので、調理の油脂は少なめにして、味付けは薄味に心掛けましょう。

☆ 短時間の加熱で十分食べられる野菜の目安。

* 漬物などで生で使われる野菜類。(白菜・キャベツ・野沢菜など葉物野菜類や茄子など)
* 中華料理に使われる野菜類。(チンゲン菜・小松菜・春菊など葉物野菜類)☆ 上記の様に多くの野菜は茹でこぼすことなくそのままでも炒めたり茹でたりして食べられます。

☆ 味付けは酸味や旨みを利用してうす味にしましょう。

*酢(りんご酢・黒酢など)・レモン汁・ゆずなど酸味や風味を利用。
*出し汁やかつお節など旨みを利用。
*具体例:マヨネーズは1/3〜1/5ほどに上記などを利用して薄めて使いましょう。    




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