ビタミンCの働き
人間やサルなどの霊長類とモルモットは体内でビタミンCを合成できないです。
これは人間などは本来は雑食性の動物で通常の食事でビタミンCの不足などは起ら無かった為、有る意味必要ないと退化してしまったと考えられます。
(主な哺乳類の犬・猫等や大体の生物は体内でビタミンCを生合成するので必要ないと言われます。)
* ヒトは最終的にブドウ糖をビタミンCに変換する酵素(グロノラクトンオキシターゼ)を持っていません。この酵素を作るための遺伝子に欠陥があります。この変換酵素の遺伝子は多くの変異があり、遺伝情報を正しく伝達ができず活性のある酵素を作れないため、ヒトはビタミンCを生合成できません。
壊血病を防ぐという意味で、アスコルビン酸という名称がつけられました。
1 皮膚や細胞のコラーゲンの合成(シミ・ソバカスの防止)に必須であり、欠乏によりコラーゲン合成が出来ない為に血管がもろくなる、細胞間の結合が弱くなるなど出血傾向(壊血病)を示します。
症状
@皮下、歯茎の出血から、貧血、筋肉がやせ衰え心臓障害、呼吸困難を起こし死にいたります。
これは欠乏の最終段階です。しかし、潜在的な欠乏症の人は多いと言われます。
A疲労倦怠、イライラする、顔色が悪いなど。
2 抗酸化作用があり、過酸化脂質の形成抑制により動脈硬化の予防として利用される。
3 ビタミンEは生体内でビタミンCと協力して活性酸素の害より細胞を守っています。
細胞膜にあるビタミンEが活性酸素を無毒化して変化します。そのままではもうビタミンEの抗酸化能力が失われますが、血液中などにある水溶性ビタミンCがビタミンEを再び活性化してくれます。
(このとき当然 ビタミンCは不活性化され生体外に汗や尿とされ排出されます。)
そのほかの生理作用
*鉄分とビタミンCを同時に摂取することにより鉄を二価鉄(有効鉄)として、吸収されやすくなります。また、体内での鉄の利用を促進します。
*ビタミンCの欠乏状態が長くつづくと、肝臓での薬物や環境化学物質などを解毒する時に生成される解毒物質が減少していくと言われます。
*コレステロールは胆汁酸の原料になります。ビタミンCは、肝臓で胆汁酸の合成を促進する補酵素としてのはたらきがある為、コレステロールを排出も促進します。
*ビタミンCはストレスに対抗する時のホルモンである副腎皮質ホルモンを副腎が大量生産する時に使われます。
★ビタミンCなどは、1日1回摂取するのと3回に別けて摂取するのでは
作用や働きが違います。
朝の果物はダイアモンド(ビタミン摂取の勘違い!)を参考にしてください
参考ホームページ 
NHK ためしてガッテン http://www.nhk.or.jp/gatten/
点検!ビタミンCの常識 http://www.nhk.or.jp/gatten/archive/1998q4/19981028.html
ホントの!疲労回復術 http://www.nhk.or.jp/gatten/archive/2002q3/20020904.html
アジア流・野菜たっぷり作戦 http://www.nhk.or.jp/gatten/archive/1997q2/19970507.html
NHK ライフ・ナビ http://www.nhk.or.jp/life-navi/
みかん徹底活用術! http://www.nhk.or.jp/life-navi/life_onepoint/one01_w06_1.html
ヘルスクリック ホームページ(NTTデータ) http://www2.health.ne.jp/
現代はビタミンの潜在的欠乏の時代
あなたもビタミン欠乏症!?
ビタミンC、Eは老化を予防する?
ビタミンA、C、Eはがんの予防に有効? など
財団法人 健康・体力づくり事業財団 http://www.health-net.or.jp/
ビタミンの話し
ビタミンCの知識
ビタミンの効用と上手なとり方
など
haru.菅原食生態学研究所 http://www.suga.gr.jp/haru/index.html
からだとサプリメントの複雑な関係
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