ビタミンCの含まれない食品・含まれる食品ごとの分類
*まだテキスト文字ですが、更新します。
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☆ 3食必ず食べなくてはいけないビタミンC、これをポイントにすると簡単な栄養バランスの目安になります。

ビタミンCの食品中の特長

☆基本的には植物性の食品に豊富ですが加熱・乾燥・空気・アルカリ・酸素に対して不安定(酸・低温でならやや安定。)で調理や保存などによりすぐ減少します。又、洗浄により水に溶け出したり、調理により煮汁に溶け出します。
☆野菜なども収穫から時間と共に減少していきます。(例外として:いも類で貯蔵中に増加するものも有ります。
☆これにに踏まえて食品を解りやすくビタミンCの含まれる食品含まれない食品(ビタミンCの有効な摂取源を目安)に分類しました。

ビタミンCの含まれない食品

ビタミンCが含まれるようで意外と含まれない食品の末尾に**マークを付けます。
順番が前後しますが5訂食品成分表の18分類に準じて並べています。
1.穀類 **
@基本的に貯蔵に乾燥保存する為に含まれない、収穫直後の皮の部分などや葉の部分には含まれる。

A米類
*米・ご飯・玄米・その他加工品も含まれない。
B麦類
*麺類・パン類・その他加熱加工品も含まれない。
*パン類は製造時にビタミンCを添加するが焼き上げる時に分解してしまう。
*サンドイッチなど、焼き上げた後に野菜・果物など具に使うとそこからの摂取が期待出来る。
Cとうもろこし・そば・その他雑穀類・その加工品も含まれない。
3.砂糖及び甘味類
@含まれない。(蜂蜜には少量存在するが摂取量が少なく加工すると少なくなる。)
4.豆類 (豆・豆腐.・納豆・きな粉・その他加工品)**
*豆類は植物性食品であり全体を食べると比較的栄養バランスが良いがビタミンCが含まれないのが特長。
@基本的に貯蔵に乾燥保存する為含まれない。
A収穫したての皮の部分などや葉の部分には含まれるが。食べる為には必ず過熱調理する為に摂取されない。
Bえだ豆・もやし類は野菜類に分類する為に含まれる。
C納豆は納豆菌により発酵過程でビタミンCが生成されると思いがちだが含まれない。
*豆類には分類しないがコーヒー及びその抽出液にも含まれない。
5.種実類(くり・くるみ・アーモンドなど)**
@採れたての生には入るがほとんどの場合には貯蔵に乾燥保存する為に含まれない。
A茹で栗は含まれる、栗の甘露煮には含まれない。
8.きのこ類
@生に少量含まれるが、必ず加熱調理もする為に期待できない。
10.魚介類 11.肉類
@非加熱の刺身など生食では含むが、もともとの量も少なく摂取量も多くない為に量はあまり摂取されない。
(魚介類・肉類は動物性食品であり食物繊維なども含まれないので栄養バランスの為にも必ず野菜と同時に食べる必要がある。)
12.卵類 **
*卵類は動物性食品の中で全体を食べると比較的栄養バランスが良い食品だがビタミンCが含まれないのが特長。
*鳥類は自分でビタミンCを合成できる為含まれないとも思われる。

13.乳類(乳製品・牛乳・ヨーグルト・チーズ)**
*乳類は動物性食品の中で全体を食べると比較的栄養バランスが良い食品だがビタミンCが含まれないのが特長。
@絞りたての生乳、母乳には含まれるが市販の牛乳は加熱殺菌する為にほとんど含まれない。
Aヨーグルト・チーズ類などは乳酸菌・ビフィズス菌・酵母菌・かび類などにより発酵過程でビタミンCが生成されると思いがちだが含まれない。
14
.油脂類 15.菓子類 17.調味料及び香辛料類

@多くの精製加工・乾燥・過熱調理などの為にほとんど含まれない。

16.し好飲料類
@多くの精製加工・過熱調理の為に含まれない。
(コーラ・サイダー類などは含まれない。果汁入り飲料は果汁由来に含まれるが、その他精白糖類などが多く良くない。)

A豆類には分類しないがコーヒー及びその抽出液にも含まれない。
Bウーロン茶・紅茶は含まれない。日本茶抽出液は摂取量も多く有効なビタミンC源として期待できる。)
18.調理加工食品類
@多くの精製加工・過熱調理の為に含まれない。
Aカップラーメン・インスタントラーメンなどは含まれない。**
(必ず野菜類と同時に食べる必要が有る。)
B牛丼 
**(外食・既製品はタマネギに含まれるが加熱時間が長い為ほとんど期待できず。野菜の加熱の短い手作りなら期待できる。)
Bカレーライスなど煮こみ料理は過熱調理が長く煮込む為に期待できない。
Bレトルトフーズや缶詰など加工品には含まれない。


ビタミンCの豊富に含まれる食品、摂取が多く期待できる食品、食べるように心がける食品。

6.野菜類(葉物野菜・緑黄色野菜・その他野菜類。)
@一番有効な摂取と思われる。

Aその他に食物繊維・ミネラル・ビタミン・ビタミンC以外の抗酸化ビタミンやポリフェノール類など抗酸化成分が多い。
B過熱調理により損失するので調理法は注意が必要。 野菜の調理法は別紙記入
7.果実
@有効な摂取源と思われる。
Aその他に食物繊維・ミネラル・ビタミン・ビタミンC以外の抗酸化ビタミンやポリフェノール類など抗酸化成分が多い。
B通常は過熱調理して食べないので有効な摂取源と思われる。
C缶詰は過熱加工で減少する。煮汁に溶け出すが煮汁事食べるとある程度は摂取出来るが添加の精白砂糖類が同時に食べる事になるの良くないと思われる。
Dジャムは過熱加工が長い為に含まれない。
Eドライフルーツは乾燥加工でほとんど含まれない。
F果物類は有効な摂取源だが糖尿病などには糖も多いため食べ過ぎは良くない、規定範囲内で摂取する。
2.芋類
@特にさつま芋、ジャガイモは豊富で過熱調理による損失が少ない。(芋の中のでんぷんがビタミンCの流失・分解を防ぐ為に損失が少ない。)
A1回当たりの摂取量も多いので有効な摂取源と思われる。
B余り細かく刻んだりして水にさらす、長時間煮こむと含まれなくなる。
Cその他の芋類もさつま芋・ジャガイモほどではないが、ある程度含まれる。過熱調理による損失が少なく1回当たりの摂取量も多いのである程度は有効な摂取源思われる。
Dこんにゃく・でんぷん類はさらすなど精製加工の為に含まれない。
10.藻類(海藻・のりなど)
@植物性であり、そこそこ有るが摂取量が多くない為に量はあまり摂取されない思われる。
A寒天は含まれない。(基本的に貯蔵に乾燥保存する為に含まれない。)

その他
@日本茶抽出液は摂取量も多く有効なビタミンC源として期待できる。
(ウーロン茶・紅茶は含まれない、缶飲料などは添加してあることも有るがあまり期待できないと思われる。)

A発酵食品 味噌・しょうゆ・醸造酒(清酒・ビール・ぶどう酒など)・ヨーグルト・チーズ類は乳酸菌・ビフィズス菌・酵母菌・かび類などにより発酵過程でビタミンCが生成されると思いがちだが含まれない。**
仮説
*菌類はビタミンCを必要としない?
*ビタミンCを菌類が作ってもその場で利用?


*あくまで5訂食品成文表一般的な食品を目安にしています、加工の特性や添加のビタミンCの含有により変化します。
参考資料
・5訂食品成分表
食品成分データベース
このデータベースは、文部科学省の科学技術振興調整費研究「食品成分データベースの仕様等作成に関する実証研究」の一環として開発したものであり、試験的に公開しているものです。 
http://food.tokyo.jst.go.jp/index.html
【江崎グリコ】トップメニュー すぐわかる栄養成分ナビゲーター
http://www.glico.co.jp/index.htm

 




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