肉の脂の減らし方(沖縄料理に学ぶ)
新しいウィンドウで開く

ポイント:牛・豚・鶏など獣鳥肉類は1度茹で、上に浮いてきた油脂は、しゃもじなどでアクと共にすべて取り除きます。
ひき肉・ハム・ウインナーソーセージ・ベーコンなどの加工品も同じと言えます。
*上に浮いてきた油脂のほとんどが中性脂肪です。
*煮込んだ肉を煮汁ごと1度冷蔵庫で冷すと表面に脂が白く固まりますから、その脂を取り除くと簡単に取り除けます。

☆下の残った茹で汁には肉の大事な成分が溶け出しています。
調理法は下茹でして、浮いてきた油を1度茹でこぼして取り除くと簡単ですが。

@肉の旨みなど栄養素のアミノ酸がバランス良く溶け出している。
(多いものは
油脂こってりとは違う、濃厚な旨み。
Aコラーゲン、ゼラチン質などが溶け出し、これらには生体の皮膚・
血管・心臓など体の細胞の弾力性や結合を強くする成分が溶け出しています。
*日本料理の煮こごりや西洋料理のテリーヌなどとして使われるようにコラーゲン
、ゼラチン質が豊富です。

Bその他のビタミン・ミネラルなどの栄養素も溶け出しています。

☆ 肉より取り除いた脂肪分を常温や冷蔵庫にしばらく置くと白く固まります。

@これが、大量に血液中などに入り体脂肪・コレステロールになるのです。血液がドロドロに成り、肥満に繋がるのもうなずける気がします。
Aこの白い大量の脂肪を、通常では簡単に代謝でき無いと思われます。
B今までどれだけ食べていたか、そのまま食べたときのカロリーの多さに驚きます。

☆残った肉の内部の細胞の結合成分には、良質な脂肪分は残り十分に必要量は足ります。

☆その他、便利方法

@多めに作っておいて冷凍して取っておくと便利です。
A煮汁は旨みが出ているので出し汁にも使えます。
*保存しておいた肉は植物油など少し入れてヘルシー野菜・肉炒めなど作ります。
B肉の脂肪成分などは時間と共に酸化して味が落ちます。
*肉を調理する時は、生姜・ねぎなど植物性食品と同時に煮込むと植物性のいろいろな抗酸化成分が肉の酸化による味の低下を予防してくれます。


☆ これはあくまで、現代の傾向と思われますが、脂肪分の多い肉を毎日、毎食食べて尚且つ。


@ お酒も多く飲んだ場合

*アルコールの多くが
中性脂肪になり体に蓄積され肥満に繋がります。
(アルコールなどはインスリンの働きを阻害します。


A 脂肪分たっぷり洋菓子

*洋菓子の油脂がダイレクトに
中性脂肪の増加に繋がり、過剰な糖分はインスリンを利用して中性脂肪として体に蓄積され肥満に繋がります。

+









+

*お酒のつまみ

*鶏カラ揚げ、豚カツなど油脂分の多い食べ物を食べると、ダイレクトに中性脂肪の増加に繋がりやすいと思われます。


*糖分の多い和菓子

*過剰な糖分はインスリンを利用して中性脂肪として体に蓄積され肥満に繋がります。




* 男性にこの傾向
 が強いのでは?
+



* 女性にこの傾向
 が強いのでは?
+

☆つまり、これらをすべて重ねれば脂肪が過剰になり、ある程度は重ならないようにすれば、バランスも取れると思われます。

*どんな食事もいくら栄養がある、美味しいからと言って毎日、毎食、とりつづけては良くないです。(肥満・中性脂肪の上昇・血糖上昇など)かと言ってまったく食べられなく、制限してはあまりにもつまらなです、反ってストレスやリバウンドに繋がります、適度に間隔をおいて、たまに食べるのがより美味しく感じ、過剰な栄養に成り難いと思われます。


☆肉の脂を減らして野菜と魚介類に回しましょう。

☆魚介類や植物性の油などは冷蔵庫にしばらく置いても固まりませんサラサラの油です。
☆肉のように手間をかけて調理で浮いてきた油脂を取り除く必要が無く、食事療法も簡単です。


@ 魚介類の油


*肉と違い中性脂肪が少なく良質の不飽和脂肪酸(
魚にはDHA・EPAなど)が多く血中のコレステロールを低下させると言われます。


A 植物性の油

*良質の不飽和脂肪酸(
リノール酸・オレイン酸など)血中のコレステロールを低下させると言われます。

+








+

☆魚介類の茹で汁にはコラーゲン、ゼラチン質などが溶け出し、これらには生体の皮膚・血管・心臓など体の細胞の弾力性や結合を強くする成分が溶け出しています。


緑黄色野菜が多く含む脂溶性ビタミンやβ-カロテンなどの脂溶性成分は油脂に良く溶ける為、油脂と同時に摂取した方が吸収良く美味しく感じられます。
量は少なめに使いましょう。








☆摂り過ぎは良くありませんが、基本的に上に浮いてきた油脂は取り除く必要はなく、強い摂取制限はありません。

☆動物性の食品と植物性の食品を同時に使うとお互いの旨みによる味の相乗効果により美味しくなります。


*緑黄色野菜は色の濃い野菜(赤・黄・緑など)の脂溶性ビタミン(ビタミンA・E・D・Kなど)やβ-カロテンなどの抗酸化成分の脂溶性成分が多く含まれます。

*魚介類にはコレステロールが多いといわれましたが、新しい測定法ではそれほど多くないことがわかって来ました。又、その他の成分が血中のコレステロールを低下させると言われます。


参考資料  ☆ 脂肪を減らした時のカロリーカット効果

☆脂肪を減らした時のカロリーカット効果
@ 鶏もも皮付き 100g
☆ 65Kcal減(脂肪分30%カット)
A  牛ロース  100g
☆ 98kcal減(脂肪分32%カット)

霜降り和牛の脂身の問題。
 


*参考ホームページ,個人的なお勧めページです。

 
沖縄県ホームページ
http://www.pref.okinawa.jp/index-j.html
 琉球料理は「ブタに始まりブタに終わる」といわれるほど、ブタを中心につくられます。内臓から耳、足、血液まで料理の材料になるため、捨てるところがないほどです。 ブタを使った料理は、中国からやって来る使者をもてなす料理として発達しました。

沖縄料理 紹介
 「エミおばさんの沖縄料理ばんざーい!」(沖縄・南国屋)
 
http://member.nifty.ne.jp/okinawashop/nangoku/
沖縄の豚肉料理の代表
 「らふてー」 
 「ミミガー」
 「足てぃびち」


haru.菅原食生態学研究所 http://www.suga.gr.jp/haru/index.html
haru サイエンス エッセイ INDEX 
http://www.suga.gr.jp/haru/diary/back1_50.html
伝統的な郷土料理の良さが載ってます。
200 失われた伝統、あり余った時間
201 失われた伝統、あり余った時間2
202 血栓を防ぐあざらし食 

 
NHK ためしてガッテン
 
「知って得する! 油の真実」 (1998年9月30日放送)

ヘルスクリック ホームページ(NTTデータ) http://www2.health.ne.jp/
「太った」のはどこ?



 Copyright(C)2001〜2004.nisizawa masahiko All rights reserved.